カーサ・アッレ・ヴァッケ
自然と共にあるヴェルナッチャの生産者
トスカーナと言えば伝統的なサンジョヴェーゼを始め、近年ではカベルネやメルローを使ったスーパートスカーナなど、赤ワインの銘醸地として世界的に有名です。
ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノはトスカーナで唯一の白ワインDOCG。
ヴェルナッチャは古代から栽培されてきた品種ですが、サンジョヴェーゼ程の知名度を確立した品種ではありません。
しかしイタリアの各地で栽培されるサンジョヴェーゼと異なり、世界遺産に認定されている無数の塔の街サンジミニャーノ周辺だけで造られるユニークさがあります。
カーサ・アッレ・ヴァッケは「牛小屋」を意味しますが、ファミリー経営であくまで農家として、土地に根付いたワイン造りを哲学としていることが由来です。
近年流行りのビオワインを名乗っているわけではありませんが、除草剤や化学肥料は使用せず、25ヘクタールのブドウ畑と3ヘクタールのオリーブ畑で作物を大切に育てています。
スッキリとしたヴェルナッチャは強い酸が料理の脂をさっぱりさせてくれたり、苦みのある生野菜と好相性だったりします。
アグリツーリズモ=宿泊施設も整えており、所有するレストランは、地元客でいつも大賑わいの人気店です。