アルジッラエ
貝殻の化石のミネラル
イタリア半島の“ヘソ”と言えるロケーションに位置するウンブリアは、海に面していない内陸の州です。
オルヴィエートは丘の上に位置する美しい都市として知られていて、その歴史は古代エトルリアまで遡り、遺跡や中世の建築物が数多く残っています。
そしてイタリアでも屈指の白ワインの産地としても知られており、オルヴィエートはDOCとして格付けされています。
そんなオルヴィエートの生産者アルジッラエは、特に土壌が特徴的です。200万年以上前のかつての海底が隆起した土地で、粘土・砂質に加えて貝殻を中心とした化石を多く含んでいます。
それがワインに豊富なミネラル感を与え、内陸部において海のミネラルを感じさせる味わいのワインが造られるのです。
このワイナリーはサステナビリティ(持続可能な生産)に取り組んでいます。
ブドウ畑以外に広大な森を残し、生産工程において化学物質の使用を極力控え、空調設備は100%バイオマス(有機物を分解して行う発熱)を利用するなど、自然環境の保護に努め、永続性のあるワイン造りを行っています。