テヌータ・イウッツォリーニ
ギリシア時代からのテロワール
テヌータ・イウッツォリーニは、現オーナーであるフォルトゥナート・イウッツォリーニ氏とその妻、息子たちの手で2004年に設立された、新しいワイナリーです。
南イタリアのカラブリア州、イオニア海沿岸から広がるチロDOCエリアに位置しています。
所有面積は500haという広大な土地で、そのうち100haでブドウ栽培を行い、50haはオリーブ畑、残りは放飼いしている家畜のための牧草地や林となっています。
ブドウ畑は海に近いチロ・マリーナと呼ばれる地域で、土着品種を中心に植えられています。
古代ギリシアから伝来した白ブドウ、グレコ・ビアンコ(“ギリシア”の意)と千数百年の歴史を持つ黒ブドウ、ガリオッポがメインです。
それらの品種から生み出されるのが、この地域を代表するワインであるチロ・ビアンコとチロ・ロッソです。
カラブリア州は唐辛子の栽培が盛んで郷土料理も辛い物が多いです。
そうした風土で育まれたブドウから造られるチロも、辛い料理との相性が良い珍しいワインです。