テヌーテ・キアロモンテ
プリミティーヴォの極み
イタリア半島の南部、ブーツのかかと部分に位置するプーリア州は、フェニキア、ギリシア、ローマ、ビザンツといった時代の流れの中で、地理上の「交差点」として発展してきました。
そのプーリアで古くから育てられているブドウ品種がプリミティーヴォです。
「熟すのが早い」ことが名前の由来となったと言われるこのブドウは、バルカン半島に起源を持つとされ、フェニキア人によって広められた中で、特に相性の良かったプーリアの地に根付くことになりました。
テヌーテ・キアロモンテはそうした背景を持つ土着品種プリミティーヴォとプーリアのテロワールの表現をとても大切にしています。
ワイナリーが位置するアクアヴィーヴァ・デッレ・フォンティは「地下水が豊富にある」ことが名前の由来で、プーリアの中でも特にプリミティーヴォの歴史が古い産地です。
有機栽培に取り組み、収穫はブドウを傷めぬよう全て手作業で行います。現オーナーのニコラ・キアロモンテ氏は伝統を重んじつつ、栽培法や発酵、熟成、木樽などの研究と実践を日々積み重ね、その作品であるワインたちは各評価誌で数々の受賞歴を誇ります。