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リッチ・クルバストロ

18代続く名家の極上フランチャコルタ

フランチャコルタとは一言で表すとイタリア版シャンパン。

シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方ですが、フランチャコルタはイタリアのフランチャコルタ地区で造られます。

今ではイタリアを代表するスパークリングですが、その歴史は意外と浅く、1960年代以降になってからのことです。

当時の始祖となる11人の開拓者のうちの一人がこのリッチ・クルバストロでした。

家系は13世紀まで遡り、先代のグアルベルトは現オーナーの父にあたり、フランチャコルタの礎を築きました。

現オーナーのリッカルド・リッチ・クルバストロは、17代目。スーツが似合うダンディーな紳士です。Federdoc(DOC協会)の理事長を長きに渡って務め上げ、現在は理事として任命されています。

リッカルドの長男グアルベルト(祖父と同じ名前)も次期18代目当主としてワイナリーの中心人物となりつつあり、三男のフィリッポも醸造家として参画し始めました。

当社のワインの熟成期間は非常に長く、サテンやExブリュットで約4年に及びます。

また、木樽によるベースワインの発酵・熟成も魅力の一つです。香ばしいナッツ感が味わいに奥行きと深みを与えます。

スティルの白もたっぷりとした樽のニュアンスが楽しめます。

3層建てのワイナリーでは、最上階で圧搾、1階で発酵、瓶詰、地下で熟成という流れで醸造されます。

というのも、モストをポンプで汲み上げることなく、重力で落としていくため果汁にストレスがかからないのです。

畑はすべてオーガニックですが、近年は環境に配慮したサステナブルな生産者としても知られています。

照明はLEDを取り入れたり、電力もソーラー自家発電でまかなうなど、CO2の削減に努め、次の世代へ続く葡萄栽培、引いては豊かな自然の保護を行動で訴えかけています。

現在ではサステナビリティ(持続可能な生産)はあらゆる業界で掲げられるようになりましたが、当社は1990年代よりいち早く取り組んでいました。

引き継がれてきた伝統に新たな取り組みをバランスよく取り入れている生産者です。

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