アルベルト・ロンゴ
南らしさと洗練
イタリア半島のかかと部分であるプーリア州の北部ルチェーラという場所に位置しています。
ルチェーラの歴史は非常に古く、紀元前10世紀のギリシア文明まで遡ります。
その地でそれまでブドウ畑やオリーブ畑を営んでいたロンゴ家が2000年に満を持して創設したワイナリーがこのアルベルト・ロンゴです。
35ヘクタールの畑は高密度に植樹され、アドリア海から吹き込む風がブドウの生育にとって良い影響を与えます。
近年では有機栽培に移行しました。
サッシカイアで有名な醸造家の故ジャコモ・タキス氏の弟子をエノロゴとして迎えており、土着品種の特徴を活かしつつ洗練されたワイン造りを行っています。
代表的なものはやはり「プーリアと言えば」な品種プリミティーヴォですが、ファランギーナからスパークリングを造ったり、通常赤ワインで使用されるネグロアマーロから美しいロゼを造ったりと、意欲的な生産者です。