センティエリ・シチリアーニ
エトナ火山の美酒
シチリア島のエトナ山はなんと標高3,350mもある活火山です。
その急斜面で育てられたブドウは、火山の養分をダイレクトに吸い上げ、シチリアなのに土着品種で透明感のある、かつ特有のミネラル感が際立つエレガントなワインに造られることで非常に注目されています。
センティエーリ・シチリアーニは2013年に設立されたばかりの新鋭のワイナリー。
トレカスターニというエトナの南の斜面に位置しています。
それまでは農業生産の指導やマーケティングを行ってきた、まだ30代に入ったばかりの女性エリサ・トロヴァート氏が、エトナワインを世界に広めたいという思いで立ち上げました。
近年ワイナリーでも提唱されるようになった「サステナビリティ(持続性)」の考え方を積極的に取り入れています。
防虫にはフェロモン剤、病害対策には天然由来の成分を用い、有機栽培でブドウを大切に育てるのはもちろんのこと、太陽光発電など環境にも配慮したワイン造りを行っています。
またシチリア固有の土着品種のみを6品種栽培することで、種の保護に努めています。
標高800mというブドウ栽培としては非常に高い冷涼な場所で、かつエトナの南側なので存分に太陽の受けるので、赤白共にエレガントさとチャーミングさが両立された味わいに仕上がっています。