ステファノ・マンチネッリ
バラの赤と海の白
中部イタリアのマルケ州はアドリア海側に位置しています。
ステファノ・マンチネッリは、その海から10㎞程のアンコナの生産者です。
所有面積の60haのうち25haがブドウ畑です。
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバとヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージという2つの赤・白DOCが代表的です。
土着品種のラクリマはこの生産者のアイデンティティとも言えます。絶滅の危機に瀕していたラクリマを熱心に栽培し続け、その発展に貢献してきました。ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバがDOCと認められた1985年当時、7ヘクタール中4ヘクタールはこのステファノ・マンチネッリの所有でした。ラクリマはバラそのもののようなユニークな香りを持つユニークな品種で、マンチネッリはその個性を最大限に引き出したワインを造ります。
この地域の代表的な白ブドウであるヴェルディッキオは、カステッリ・ディ・イエージのエリアに該当し、アドリア海を想わせる強いミネラル感が特徴的です。
品質の追求と伝統的生産方法の向上を哲学としています。
