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おうちで気軽に!ワインと料理の合わせ方 ―春・夏―

手毬寿司とロゼワイン

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おうちでワインを飲みたいけれど、どんな料理を合わせたら?…というお声をよくいただきます。
レストランではソムリエが料理とワインを合わせてくれますが、ご自宅だと難しく感じることがありますよね。

イタリアワインはあくまで「食ありき」な飲み物です。
それは本場のイタリア料理だけに限らず、日本の家庭料理はじめ、様々なジャンルの料理とも合わせることができるのが良いところ。
実は、組み合わせや調味料をちょっと工夫するだけで、ご家庭でも簡単に料理とワインのペアリングを楽しめます。

まずは「色を合わせる」ことから試してみましょう。魚は白、肉は赤…とは限りません。例えば、漬けのマグロや蒲焼きの鰻は赤ワインの方が合いますし、鶏のシチューや豚のハムには白ワインが合います。スモークサーモンや生ハムにはロゼ。しかし、マグロは焼いたら白ワイン、鶏豚は照り焼きにしたら赤ワインの方が好ましくなります。また、同じ白ワインでも黄緑色がかったフレッシュなワインはさっぱりとした料理、熟成して黄金色になったワインはオイルやバターで加熱調理したもの。
このように料理全体の色合いとワインの色・濃度を合わせていくのがポイントです。

ちなみに、料理とワインを合わせることをフランス語ではマリアージュ(結婚)と言いますが、イタリア語ではabbinamento アッビナメント(組み合わせ)です。
結婚よりももっとカジュアルで日常的な関係を求めるところが、なんともイタリア人らしいですね。

山菜の天ぷら ×
ガヴィ・ディ・ガヴィ〈マルケーゼ・ルカ・スピノーラ〉¥2,750

コルテーゼの特徴的な苦味やミネラルが、山菜の苦味と同調し、華やかさを引き立て余韻を長く残します。揚げ物の油分もキレ良くまとめてます。

プーリア・ロザートと寿司

手毬寿司 ×
ドンナデーレ プーリア・ロザート〈アルベルト・ロンゴ〉¥2,970

様々な具材の寿司には、ネタごとに合うワインが違ってしまいますが、酢飯や醤油と相性の良い辛口ロゼなら、そつなくこなしてくれます。

鮎 ×
プラートビアンコ〈トッレ・フォルネッロ〉¥3,300

ワインのライチやマスカットのアロマが、肝の苦味を優しく包み込み、かつ身の部分はスダチを絞るようにさっぱりと引き立てます。

鰻の蒲焼き ×
バルベーラ・ダルバ・スペリオーレ ロカ・ネイラ〈テヌータ・ロッカ〉¥4,950

木樽による重厚感と品種の華やかさや綺麗な酸味が、甘辛のタレや香ばしさと同調し、脂の乗った鰻をいい塩梅に引き立ててくれます。

ししとうの素揚げ ×
トレッビアノ・スポレティーノ〈テヌータ・ベッラフォンテ〉¥5,170

ししとうの持つ青っぽい苦味でワインの苦味が隠れて旨味と果実味が引き立ち、それがししとうのエグミを和らげ、旬の野菜の香りを際立たせます。

カレイのムニエル ×
クルテフランカ・ビアンコ〈リッチ・クルバストロ〉¥3,960

木樽熟成のフルボディのシャルドネには、生魚よりも加熱調理。バターで香ばしく焼いた白身魚のムニエルなら、木樽のロースト香とマッチ。

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