2月のおすすめ
う ラツィオ・ロザート2022〈ドガニエリ・ミヤザキ〉¥5,500 税込
イタリア中部 ラツィオ州 ロゼ 辛口
シラー80%、チェザネーゼ20%
今年は暖冬?この数日は ドカ雪で被害が? 「暖冬と言いながらもまだまだ冬本番です。寒い日の夕餉はあったかい鍋料理が恋しい。 林おすすめは、ブリや金目鯛のしゃぶしゃぶ。 ポン酢と一緒にキリっと冷えたロゼは 冬本番の脂ののった、しゃぶしゃぶはいかがですか」 酸が特徴のワイン、ポン酢の出汁 柚子胡椒・黒粒胡椒を聞かせてロゼワインをお召し上がりいただきたい。 湯気の向こう に幸せが。
こんな気持ちで、お愉しみ頂きたいです。また、ピンクの紅梅も咲き始めます。イタリア産のキアレット(鳥の目)色の華やかなロゼが嬉しい。
ディージャ トスカーナ・ロッソ2021〈バッツェッラ〉¥3,850 税込
イタリア中部 トスカーナ州 赤 フルボディ
カベルネ・ソーヴィニヨン65%、シラー35%、カベルネ・フラン5%
寒い冬はやっぱりカベルネ。しっかりと黒味があり、コクのある赤ワインは身体を火照らせてくれます。
バッツェッラ夫妻は50代で世界銀行を早期退職し、ワイナリーを立ち上げました。イタリアで「ワイナリーを立ち上げる」というのは、お金を持ったらやりたい、成功者の象徴です。しかし2人は投資だけして優雅な生活を送っていたわけではなく、奥様は50代で醸造大学へ通い醸造家となって自らワイン造りを行い、ご主人はオーナーとして高齢になっても自ら国内外のプロモーションに赴き売り込みをして、というストイックなセカンドライフでした。
ご主人の持病もあり、80代に差し掛かった2022年に引退。ようやくゆっくりのんびりサードライフを送っています。ワイナリーはキアンティ・クラシコの生産者が買収する形で、畑・設備・ワイン造りのノウハウは全てそのまま受け継がれています。
ファーストラベルの「タム」、セカンドラベルの「ペアン」が公式のラインナップですが、かつて非公式のサードワイン「ソルセッジョ」が存在しました。「ソルセッジョ」は30%買いブドウが使われていたので、2015年ヴィンテージを最後に終売となりました。その後継機種がこの「ディージャ」で、100%自社ブドウです。ボルゲリの並木道が「ペアン」では夕方、「ディージャ」では昼の景色になっています。まだ創業夫婦が手掛けていたころの2021年ヴィンテージです。
この記事へのコメントはありません。