7月のオススメ
グリッロ ヴィーニャ・ディ・マンドラノーヴァ〈アレッサンドロ・ディ・カンポレアーレ〉
イタリア南部 シチリア州 白 辛口
グリッロ100%
今年は、梅雨が早く明けて、真夏のような天気ですね。シチリアを思い出します。夏の太陽が、真っ青な地中海に浮かぶ、イタリアの島。南のアフリカからのシロッコ(熱風)を受け、でもカラッとしているのでしょうね。そんなシチリアの固有品種グリッロ100%。暑い夏の料理と合わせて、この白ワインをお勧めいたします。熱々の烏賊のフリット、ズッキーニのロースト、塩をパラパラと。キレの良い白ワインとの相性が抜群です。お楽しみ下さい。
エトナ・ロッソ〈センティエリ・シチリアーニ〉
イタリア南部 シチリア州 赤 ミディアムボディ
ネレッロ・マスカレーゼ80%、ネレッロ・カップッチョ20%
夏真っ盛り、それでも赤ワインが欲しいときにはこのタイプが最適。シチリアのエトナ山は、富士山クラスの標高で、現在も活動を続けている火山。その中腹ではブドウの栽培が行われており、世界的に類を見ない産地として注目を集めています。透明感がある色合いで、軽やかではありますが決して薄くはない。ピノノワールに似た方向性ですが、マグマや火山灰の土壌を彷彿とさせる岩のような独特なミネラル感が余韻を長く感じさせます。意外にも、マグロやウニといったシチリアでも食される魚介類と良く合います。
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